“THE GREAT JAZZ TRIO”の「BLUE MINOR」です。
最近よく買って聴くCD/SACDに“THE GREAT JAZZ TRIO”のものがあります。
その中で一番新しいのですけれど，コレが『曲，演奏そして録音』の3拍子が揃っていて素晴らしいと思います。
伊藤八十八さんのプロデュースの“Eighty-Eight's”レーベルです。
齢90歳を越えた HANK JONES の達観された世界がここにあります。
やっぱり90歳を越えないとこんな素晴らしい境地には達し得ないのでしょう。
このピアノタッチそしてリズム感には感動させられます。
私はまだまだ若輩者ですか？（笑）
ところで，このアルバム全体にちりばめられている，特に1曲目“NICA'S DREAM”の初頭に顕著な「部屋の空気を揺るがすような」ドラムの音はどんな太鼓から発せられているのでしょう？
バスドラではあんなに響かないし，余韻があるはずはないでしょうし…。
何か和太鼓みたいな音。
5曲目の“BLUE MINOR”がやっぱり一番好きです。
この耳に馴染んだメロディー。
【音匠仕様】：ソニーが開発した技術により，レーベル面に特殊インクレーベルコートを施し，音質向上を目指した高音質ディスク。
でも【音匠仕様】だから音が良いとは限らないところがミソです。
私はこの【音匠仕様】のCD/SACDを3枚持っていますが，このCD/SACDで初めてその恩恵に与りました。
他の2枚のCD/SACDの高域よりのうるさい音といったら…，閉口してしまいました。
また，このインクレーベルの半透明の青緑色（？）の安っぽい仕上がりにも落胆しています。
これらの【音匠仕様】のCD/SACDの袋には「ソニースーパーオーディオCD/SACDプレーヤー SCD-XA5400ES 推薦作品」のシールが貼り付けられています。
ソニースーパーオーディオCD/SACDプレーヤー【SCD-XA5400ES】がどんな素晴らしいものかは知りませんが，なんなんだ！このシールは！（恕）
【SCD-XA5400ES】で聞いたら，さぞかしいい音で聞こえるんでしょうねぇ。