ベルデンのRCAケーブル【88760】があまりにも良かったので，スピーカー・ケーブルもベルデンのものを聴いてみたくなりました。
んで，ついでにWEとベルデンとBlack Rhodiumのスピーカー・ケーブルを聴き比べしてしまいました。
WEは秘蔵のぶっといサイズのものです。（10GAぐらい？）
ベルデンについては“本物のBelden”ということで錫メッキされた太さ16GAの【8470】を“PRO CABLE”さんから取り寄せました。
Black Rhodiumについては件（くだん）の【Salsa】です。
長さは皆，4mぐらいです。
三つともメッキされた“より線”です。
WE（Western Electric）のぶっといケーブル
“本物のBelden”の【8470】
Black Rhodiumの【Salsa】
どれも，それぞれの良さがあって困ってしまう･･･。
お値段は
WEのぶっといケーブル \2,000/mぐらい “本物のBelden”の【8470】 \600/m Black Rhodiumの【Salsa】 \9,870/m
値段は関係ない，関係ない･･･。
音に集中！
以外でした。
最初はぶっと過ぎて，音も重苦しい気がしました。
でも音楽を最も感動的に鳴らしてくれるのがWE。
演奏に込められたであろう気迫が怖いほどに伝わってくる。
楽器の振動により発せられる音に，最もその振動する部分の重量を感じるのがWE。
ベルデンは太さも中庸で最も良い音を聴かせてくれそうな予感がありました･･･。
この“本物のBelden”は外皮を剥くと芯線がよってあるんですよ。すごい！
音も中庸で良い音のするケーブルです。
完実が輸入している橙黒のねじねじベルデンを使っている人がこの“本物のBelden”を聴いたら吃驚するんじゃなかろうか？って思ってしまう。
余計なお世話ですよね！
Black Rhodiumの【Salsa】。これもすっごく良い音がします。
当たり前だけれど，最も現代的な音。
ワイドレンジでいて音楽が希薄にならない。
三者三様。
この中で一つに絞るのは至難の業だなぁ。
でも絞らなければならない。
このWEのようなぶっといケーブルをたかが4ｍぐらいの長さで使うのは愚の骨頂かもしれない。
でも，この音楽の鳴らし方を一度聴いてしまうともう後戻りはできません。
ケーブルをまとめるチューブを巻くと，なんか昔懐かしい，今はなきイソダのハイブリッド・ケーブルみたいになってしまった。
皮膚の下を流れる血管みたい･･･。
このWEのケーブルは「38cmウーハーならこれ！」っていうことで，いつものお店で分けてもらったものです。
でも一時期，新しいケーブルに凝ってしまった頃に電源ケーブルに流用ってことで切り刻んでしまったのを更に買い直したものです。
二度も同じものを買ってしまったおバカさんということになります。（巷では二度までは許されるそうです。）
無駄遣いはもうやめよう･･･。
前述のベルデンのRCAケーブル【88760】も含めて，なんか最近，昔に戻りつつあるような気配･･･。
これもコントロールアンプをFMアコースティックスに変えた影響かなぁ？
それほどコントロールアンプは音に，音楽に影響を与える存在なんです。
